2025/08/14 18:00


はじめに


「ケトジェニック(ケト)」は糖質をぐっと減らし、脂質を主な燃料として体を動かす食事法です。
ご飯やパンの代わりにアボカドやナッツ、チーズなど“脂肪リッチ”な食材を楽しむのが特徴。
エネルギー源が切り替わると体内で「ケトン体」が作られ、これがガソリンの役を果たします。


エネルギーシフトのしくみ


普段は糖質(ブドウ糖)を燃やして動く私たちの体。
糖質が不足すると「エネルギー不足だ!」と判断し、肝臓が脂肪を分解してケトン体を生成。
脳や筋肉はこのケトン体をエネルギーに使い、まるで「脂肪を燃やして走るハイブリッドカー」のような状態になります。


うれしいメリット


減量サポート:体脂肪が燃えやすく、食後の血糖値急上昇も抑制。
・ 頭が冴える?:ケトン体は“脳の上質燃料”とも呼ばれ、集中力アップを実感する人も。
血糖コントロール:⾷後の眠気やダルさを感じにくくなるケースあり。


気をつけたいポイント


導入期の「ケト・フルー」:倦怠感や頭痛が出ることがあります。水分・塩分をしっかり補給しましょう。
栄養バランス:野菜不足で食物繊維が足りないと便秘に。低糖質の葉野菜やきのこをたっぷり摂るのがオススメ。
リバウンドリスク:急に糖質を戻すと体重が一気に増えることも。戻すときは少しずつ。


OK食材・NG食材


【食べてOK】
肉・魚・卵・チーズ
アボカド・オリーブオイル
ナッツ類・種子類
ブロッコリー・葉野菜

【控えめに/NG】
白米・パン・麺類
砂糖入り飲料
じゃがいも・かぼちゃ
デザート全般(糖質入り)


ケトメニューの例


〈朝〉スクランブルエッグ+アボカド半分、ブラックコーヒー
〈昼〉サーモンのバターソテー、グリーンサラダ(オリーブオイルドレッシング)
〈おやつ〉素焼きアーモンドひと握り
〈夜〉牛ステーキ200g、にんにくバター、付け合わせにほうれん草ソテー


まとめ ― 楽しみながら“脂肪燃焼モード”へ


ケトジェニックは「脂肪=悪者」という固定観念をくつがえし、脂肪を味方につけるスタイルです。
ポイントは糖質を絞りつつ、良質な脂質と十分なたんぱく質・野菜を組み合わせること。

無理なく続ければ、体重計の数字だけでなく毎日のパフォーマンスにも嬉しい変化が見えてくるはずです。
まずは1週間、“ケトライフ”を試してみませんか?