2025/10/16 21:00


はじめに


「体に良さそうな食事、なにをどれくらい食べれば良いの?」
そんな疑問に答えるのが Modified Mediterranean Diet (ModiMedDiet) です。
地中海食をベースに、実生活で続けやすいようルール化された食事です。


基本ルール:よく食べるもの、控えるもの


◎毎日食べたい
・全粒穀物:玄米・雑穀米・全粒パンなど
・野菜:葉物+根菜で“量と噛み応え”を確保
・果物:間食は甘い飲料ではなく果物で
・乳製品(低脂肪・無糖):ヨーグルトやチーズを少量
・ナッツ(無塩):1日ひとつかみ
・オリーブオイル:調理・仕上げの“主役の油”に

○毎週とりたい
・魚(特に青魚)を2回以上
・豆類(ひよこ豆、レンズ豆、納豆・豆腐もOK)を3~4回
・鶏肉・赤身肉・卵は“少なめ”を意識

×控える
・お菓子
・精製穀物(白パン・甘いシリアル)
・揚げ物
・加工肉
・砂糖飲料
・ファストフード
・アルコール


こんなメリットが期待できる


栄養の“密度”が上がる
:全粒穀物・野菜・豆・ナッツで食物繊維、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールがぐっと増える。

満足感が続く
:噛み応えと脂質の質で、間食・ドカ食いのブレーキに。

気分と生活のリズムを整えやすい
:ある研究では、食事の質改善が気分面に良い影響を示す報告も。
 体重計の数字より、「日中のだるさが減った」、「集中しやすい」などの体感変化に注目を。


日本の食事に当てはめると


・白米ではなく、玄米や雑穀に。
・味噌汁+おひたしで野菜の量を稼ぐ。具は海藻・豆腐・きのこで“低コスト高栄養”を。
・魚は青魚推し:サバ缶・サンマ・ブリを週2回。缶詰でもOK。
・豆をストック:納豆・豆腐・蒸し大豆・レンズ豆のレトルト。サラダやスープに“足すだけ”。
・サラダ油ではなく、オリーブオイルに。ドレッシングは“オリーブオイル+酢+塩”で即席。
・おやつはナッツ:素焼きアーモンドやくるみをひとつかみ。甘い飲料は“イベントの日だけ”。


1日のサンプルメニュー(手軽版)


・朝:全粒パン+オリーブオイル少量、プレーンヨーグルト+季節の果物、ナッツ数粒
・昼:玄米おにぎり、サバ缶のレモン和え、青菜のごま和え、ミニトマト
・間食:みかん or りんご
・夜:雑穀ごはん、鶏むねのソテー(オリーブオイル&ハーブ)、ひよこ豆と野菜の具だくさんスープ、オリーブとトマトのサラダ
※ 味付けはハーブ・スパイス・酢・レモンを活用。塩は“最後にひとつまみ”。


まとめ


ModiMedDietは、食事の制限ではなく、おいしく、手間を増やしすぎずに楽しむか。
今ある食材で、一口分の野菜を足す、油を替える、缶詰を活用する。
その一歩が、からだと気分の両方に効いてきます。