2025/10/23 21:00

席につくと、ナイフやフォークがずらり。形の違いを見比べているうちに、最初の料理が運ばれてきた。そんな場面では、まず皿の左右に並ぶ道具の「外側」を見てください。コース料理では、基本的に使う順番で並べられています。
「外側」は、皿から遠い方
ナイフ、フォーク、スプーンなど、食事に使う道具をカトラリーと呼びます。一般に、フォークは皿の左、ナイフやスプーンは右に置かれます。
ここでいう「外側」は、自分の正面にある皿を基準にした位置です。左側の並びなら左端、右側の並びなら右端。料理に合う道具を外側から使い、コースが進むにつれて皿に近い方へ進みます。何種類もあると、それぞれの名前を覚えたくなるかもしれませんが、まず頼りにするのは、置かれている順番です。
スープなら、スプーンだけでよい
例えば、最初の料理がスープなら、右側のスープ用スプーンを使います。左側のフォークは、それを使う料理が来るまで残します。一皿ごとに、左右から必ず一本ずつ使うわけではありません。
また、サラダの出る順番も一定ではありません。肉料理の後にサラダが続く献立では、サラダ用のフォークが肉用より皿に近い位置に置かれます。「肉用が必ず一番内側」と覚えると、こうした席では合わなくなります。食べる順番が変われば、道具の並びも変わる。そう考えると、初めて見る配置にも戸惑いにくくなります。
パン用とデザート用は、出番が別
左上のパン皿に添えられた小さなナイフは、通常、バターを塗るためのものです。前菜や肉料理に使うナイフとは別に用意されています。
デザート用のスプーンやフォークが、正面の皿の奥に横向きに置かれることもあります。こちらはデザートのために残しておきます。デザートと一緒に運ばれてくる場合もあるので、最初に見当たらなくても心配はいりません。
必要な道具が、後から来ることも
お店によっては、すべての道具を最初から並べず、料理に合わせて必要なものを運んできます。最初に並んでいた本数だけで、料理の数が決まるわけではありません。一方、一組のナイフとフォークを続けて使うお店もあります。道具を置く小さな台「ナイフレスト」が用意されていることもあり、こうした席ではお店の案内に合わせましょう。
迷ったら、聞く
見慣れない道具があったら、料理が来たときに「この料理には、どれを使えばよいですか」とスタッフに尋ねてみてください。その一皿に使うものが分かれば食べ始められます。もし内側のものを先に使ってしまっても、慌てなくて大丈夫です。使いにくければ交換をお願いしましょう。

