2025/10/30 21:00


はじめに


洋食では、食事中(まだ食べる)と食後(もう終わり)でナイフとフォークの置き方が異なります。

食事中の置き方(まだ食べる):
ナイフとフォークを皿の上に軽く開いて置く。時計で言うと8時と4時にハの字。

食後の置き方(もう終わり):
ナイフとフォークを揃えて、ナイフとフォークの背を4〜5時から一直線。(冒頭の画像)

これだけで、スタッフに「まだ食べます/下げてOK」が無言で伝わります。


2つの持ち方流派:ヨーロピアン vs アメリカン


ヨーロピアン(コンチネンタル)スタイル:
右手にナイフ、左手にフォークを持ったまま食べ進める方式。

アメリカン(ジグザグ)スタイル:
切るときは右手にナイフ、左手にフォーク。(=ヨーロピアンと同じ)
食べるときは、左手のフォークを右手に持ち替える。

サインの考え方はどちらも同じで、食事中は“ハの字”、食後は“揃える”。
国や店によって微差はありますが、上の基本をおさえておけば世界中でほぼ通用します。


なぜ置き方が大事?


下げられ事故の予防
うっかり皿を下げられると気まずい。サインを出せば誤解ゼロ。

会話を邪魔されない
口頭でスタッフを呼ばずに意思が伝わる、音の出ない合図。

清潔感と安全
テーブルクロスや皿の外にベタ置きすると汚れや刃の危険が増える。

地域によってフォークの表(背)を上にするか下にするかが異なることがありますが、そこまでは気にせずOKです。