2025/11/13 21:00

はじめに
ナプキンの役割は2つ。
口元や指先を清潔に保つ役割、食事の進行を伝える合図の役割。
食前→食中→食後の順に、使い方を知っておけばバッチリです。
食前:広げるタイミング&基本の置き方
いつ広げる?
飲み物が出て、ホスト(主催・上座の人)が広げたら同じタイミングで。
最初にパンが来る店なら、着席後すぐでもOK。
どこに置く?
ひざ上一択。 テーブルの上には置かない。
どう広げる?
小さめなら二つ折り、大きめなら三つ折りで、折り目を自分側に。
口元を軽く押さえるときは、折り目の内側でトントン(汚れを隠せる)。
※リング付き・リボン付き
席に置かれていたら席に着いてから外して膝の上へ。
リングはテーブル上の自分の皿の左上あたりにそっと置く。
食中:静かに働く
口元の扱い
こすらず軽く押さえる。
グラスに口紅がつきやすいときは、口を当てる前にひと押さえ。
手指の油分
バターやソースが指についたら、フォーク&ナイフを置いてから手短に拭く。
離席するとき
席を立つのは中断サイン。
ナプキンは椅子の上(背もたれと座面の間)にふんわり置く。
テーブル上に置くのは「食後」の合図なのでNG。
落としたら?
自分で拾わず、スタッフに軽く合図。
新しいものを持ってきてくれます。
紙ナプキンの場合
同じルールでOK。
くしゃくしゃにせず、使い終わった面を内側に隠す意識だけ持てば清潔感UP。
食後:終わりの合図
置き場所
テーブルの自分の皿の右側(またはプレートの右上あたり)に軽くたたんで置く。
畳み方
ピシッと完全に畳むのはNG(「まだ使っていない=料理が不満?」の含みになるという説も)。
軽く折って、自然なシワのまま置けば十分。
シミが目立つとき
汚れは内側に隠す。
テーブルクロスに触れる面はできるだけきれいな面に。
NG:やりがちな“惜しい”動き
・胸当てにする/首にかける(洋食では幼児用以外NG)
・テーブルやカトラリーを拭く
・口を大きくこする
・紙ナプキンを丸めてグラスに詰める
まとめ
ナプキンはひざに置くだけで仕事をする、頼れる相棒。
清潔・合図・品のよさの三拍子を、たった一枚で叶えてくれます。

