2026/01/29 21:00


はじめに


朝、トーストの焼き色。
カフェで頼むキャラメルラテ。
ステーキの香ばしい焦げ目。

この“こんがり感”って、最高にテンションが上がりますよね。
実はこの香ばしさの正体の一部が、糖とたんぱく質が反応して起きる「メイラード反応」。
そして、この反応の延長線上にあるのが AGEs(終末糖化産物)です。

AGEsは、料理の中でも、体の中でも作られます。
増えすぎると、肌のハリに関わるコラーゲンやエラスチンなどに影響し、老化サイン(しわ・たるみ・質感変化など)と関連する可能性があると議論されています。


糖化(AGEs)って何?


一言で言うと「体のタンパク質がベタついて固まる」こと。

糖化は、血中の糖などが体内のたんぱく質にくっついて、やがて分解されにくい物質(AGEs)になっていく流れです。
肌でイメージしやすいのは、コラーゲン繊維が“糊づけ”されるように硬くなったり、構造が変化したりする話。
これが肌の弾力や質感の変化に関わる可能性が示されています。

そしてややこしいのが、AGEsにはざっくり2ルートあることです。

1.体内で作られるAGEs
  血糖が高い状態(高血糖)や酸化ストレスなどで増えやすい。

2.食事から入るAGEs
  高温調理や加工で増えやすい。


食事でAGEsが増えやすいパターン


“おいしい焼き色”がつくとき、AGEsも増えやすい。
これは感覚として覚えておくと便利です。

焼く・揚げる・炒めるなどの高温(特に乾いた熱)で、食品中のAGEsが増えやすいと言われています。
逆に、野菜・果物・全粒穀物・牛乳などは、同じ調理をしてもAGEsが比較的少ない傾向のようです。


今日からできる“糖化寄り”を減らす食べ方


糖化対策、ポイントは2つだけ。

①血糖の急上昇を作りにくくする
体内でAGEsが作られるルートは、高血糖などと関係します。
できる範囲で「野菜やたんぱく質を先に」「甘いものを単品でドンと食べない」など、血糖の波をなだらかにする発想が役立ちます。

②焼き色系を主役にしない
同じ食材でも、蒸す・煮る・ゆでるなど“水分のある加熱”は、AGEsが増えにくいとされています。
さらに、レモン汁や酢などの酸性の材料を使うとAGEs生成が減り得るようです。


まとめ


糖化(AGEs)は、「甘いものをやめればOK」という単純な話ではありません。
体内で作られるルート(血糖の波・酸化ストレス)と、食事から入るルート(高温・乾燥・焼き色)が同時に起こっているからです。

現実的な着地点は、こうです。
・血糖が急変動しないよう食べる順番や組み合わせに注意する。
・普段は蒸す・煮る・ゆでるを中心に調理する。

コーヒー片手に甘いパンを楽しむ日があってもいいです。
大事なのは、その日だけで人生を判断しないこと。
老け見えは、毎日の小さな選択の積み重ねで決まります。